はじめに
※課題実習は講師からの指導を受けて実施してください。
1.課題実習とは
この講座の目的はアウトプットに必要な分析力、思考力、調査力を鍛えることです。
プログラミングを行うには、下記のポイントが重要です。
ロジックとは、問題解決までの道筋のことです。
ロジックを組み立てるのは論理的な思考力と判断力が必要です。正しいロジックを使用することで、正確で信頼性の高いプログラムを作成することができます。
数学的な思考とは、目的に応じて数,式,図,表,グラフ等を活用しつつ, 論理的に思考することです。そして、問題解決の過程を振り返るなどして既習の知識及び技能を関連付けながら,統合的・発展的に考えるスキルです。
上記のポイントを向上させるため、用意されている課題に、ご自身で試行錯誤して頂きアプリを開発します。
今後のオリジナルアプリを自分で作りあげるために必要な【実践力】を鍛え上げます。
2.プログラミングのプロセス
開発を行う【実践力】を伸ばすには下記のプロセスが、とても重要です。
プログラミングをしている中で、うまく実装できなくて悩むこともありますが、どうして思い通りに動かないんだろう?と色々な角度から考察をすることが必要です。
考察をして、どうすればうまくコードが動くか仮設を立てます。次に、立てた仮説を実装します。
実装して実験をした結果を観察をして、仮説どおりにコードが動いていれば成功ですが、想定しない動きになった場合は、その結果からさらに仮説を立てて、実験、観察、このサイクルを繰り返して作りたいアプリを作っていきます。
試行錯誤のサイクルがとても重要なので、様々なコードを書いて体験をして学習をしていきます。
その学習の中では、プログラミングの知識、Swift文法の基礎をしっかり正確に理解できているかがとても重要です。
なぜなら、プログラミングは常に一点もので、全く同じコードで書けるロジックはありません。
プログラミングや、Swift文法に関する本質的な理解が不足しているとインターネットで検索できるコードをコピーしてきても、ロジックが全く違うので、うまく実装することが難しいです。
必要な前提知識が曖昧な状態では、上記のようなプロセスで正しく思考することができません。
理解が曖昧なところがあれば、立ち戻っていただき復習してしっかりと知識を定着させていきます。
上記のスキルを伸ばすには、実際に開発を行いながら試行錯誤をして考察する時間が必要です。
経験から考察して現状の課題を類推し課題を考察する能力もモノづくりの上で、重要なスキルです。
3.課題実習の指導方針
上記の観点から、講師陣の課題実習を行う指導方針を下記としています。
- 直接の解答になるような内容は共有しません。
- 考察のヒントになる内容を共有します。
- 基礎講座、Swift文法講座で学んだ知識が定着していない場合は、振り返って復習するポイントを提示します。
- 実装に苦労したポイント、または課題は、繰り返し反復学習を行います。
4.課題実習の進め方
- 制作してほしいアプリを課題として提示します。
- ご自身でネットや本で調べて制作します。
- ヒントとなるような作り方やライブラリの使い方は解説します。
- 細かな作り方の解説は最小限にしますので、試行錯誤して開発を進めてください。
- 講師から提示されるヒントから実装にたどり着くのが難しい場合は、実装が行えないポイントに限って正解のコードを共有します。
- 自走して開発が行えなかった、または実装するまでに苦労をされた課題は一度開発完了後に、反復学習としてもう一度自走して作り直します。
- 毎回作業を終了するときはGitHubへPushしてください。
- 課題は、進捗や難易度に応じて変更することがあります。
5.課題実習をすすめるときのポイント
💪最初にアプリ全体を作ることを考えずに、出来る箇所から取り組みましょう
テキストや画像を表示するなど出来るところから取り組みます。全体から必要なことを分解して、出来るところから始める訓練をしましょう。
📝コメント(//、/* */)をメモとして活用しましょう
ググったページの解説や、自分が理解したことをコメントで整理して書きます。プログラミングコードだけだと難しいので、コメント書くことで理解を深めましょう。